夜の階段
階段から落ちた。といっても大した段数ではなくて、たったの2段だが、階段は階段なのである。経緯を細かく説明すると、深夜で草木も眠っている時刻。この状況で階段を下りるのなら、普通は電灯を点けるべきなのだが、夜はあえて暗いままで歩くことにしている。万一のときに停電でも暗い階段を歩くための訓練なのだ。
階段に差し掛かるところに鴨井があってここにハンガーがかかっていた。まずこれに直撃した。
部屋干しするためにここに服がかかっていることはたまにある。昨日は変な天気で時々雨が降っていたから、部屋干した名残のハンガーかもしれない。しかし服は既にかかっていないので、ハンガーだけかかっていることに気付かなかった。ハンガーは階段の下に落ちていった。
ハンガーを踏むと大惨事も有り得るから、慎重に足先で確認しながら一歩ずつ歩いていくと、数段下にハンガーが落ちていた。これを拾ってさらに慎重に歩くが、落ちている気配がない。大丈夫だろうと油断したのが不覚、あと2段というところで足を滑らせた。
残り2段で尻から落ちたから特に怪我もなく、足先が少し打撲かなという程度だが、いろいろ教訓が山盛りでどこから反省したらいいかよく分からない。
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