大学進学率と大学進学者数
今書評を書いている、とある奨学金ネタの本なのだが、大学進学率が1990年には24.5%で4人に1人、これが2015年に51.7%になり、2人に1人に急増した、みたいな話が出てくる。
この数字は間違いではない。ただ、4人に1人から2人に1人といわれると、進学者が倍になったような錯覚をするかもしれないが、1990年の大学進学者数は約49万人、2015年は約62万人で、1.27倍でしかないし、さらに、2000年の時点で大学進学者数は60万人を超えているので、それから2015年までの間は3%しか増えていない。このことが本には出てこない。
ちゃんと政府発表のデータを示したいのだが、そこがまだ調査中。
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