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書評: 数字の国のミステリー


数学の面白い話題をたくさん集めた本。全体は5章に分かれていて、リーマン予想、ポアンカレ予想、NPvP問題、バーチ・スウィナートン=ダイヤ予想、ナヴィエ・ストークス方程式の5つの数学上の未解決問題に関連した話題が集められている。但し2番目のポアンカレ予想はペレルマン氏によって既に解決しており、その話もこの本に出てくる。


全体的に図や画像がたくさん出てきて面白い。未解決問題といっても、出てくる関連した問題は現実的で、例えば、ロト6で儲けるにはどうしたいいかとか、マインスイーパーの画面が次のようになるような地雷の配置は可能ととか、数学が苦手だという人もどれどれと考えてしまうような話題がたくさん出てくる。


ビートルズのHELPのジャケットが手旗信号だけどHELPになっていないなんて、マニアなら当然知っているのだろうけど、私は知らなかった。そのネタが数字の国の小話に出てくるというのが面白い。


余談だが、本に紹介されているクリスマス・レクチャーのサイトは本の通りのURLだと not found になってしまう。http://www.rigb.org から christmas lecture というキーワードで検索すれば目的のページが見つかるはずだ。http://bit.ly/Mathemagicians も、ジャンプ先のページは「見つかりません」という案内ページである。多分、http://www.maths.ox.ac.uk/notices/mathemagicians が目的のページだと思う。


何でも動的にページを作ればいいというものではない好例だ。関係者の反省を期待する。


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