コメントをいただいたので確認してみた ~ 鉄道のパラドックス
覚えていたのとちょっと違いましたが言ってることは同じです。
要求仕様の探検学―設計に先立つ品質の作り込み、
Donald C. Gause、Gerald M. Weinberg 著。
ある駅に停車する回数を増やして欲しいと要求されたとき、 鉄道会社は“要件調査”を実施した。 指定された時間に、駅に人をやって、 誰か列車を待っている人がいるかどうかを調べたのだ。
p.78。鉄道のパラドックスという名前が付いているのだが、
パラドックスというほど捩れた法則でもない、
むしろ単純明快なものだ。
結局、時刻表に出ていない時刻で交通量調査をしたら、
誰も待っていなかったので、増発する案は見送られた、という話だ。
電車が来ないから誰も待っていない訳だが、
抽象化すると、
使っていない機能を評価することはできない、
という単純な話でパターンにできる。
似たような例として、
母集団が偏っているとヘンな結果が出るというものがある。
例えば、
「あなたはインターネットを使ったことがありますか」
というアンケートを「@nifty投票」で調査したらどんな結果が出るか想像してみるとよい。
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