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あの状況で拒否できるのかという記者会見を見ていてそこまで無責任な人達だとは思っていなかった訳で

なかなか「今日の戯言」が追いつかないのでこちらにメモっておくのだが、4/30だったと思うが、イラク3人質【謎】の2名が記者会見を開いたということで、TVを見ていた。二人の視線がやけにキョロキョロするのと、瞬きが多すぎるのが気になったのだが、それはおいといて、例の脅されているシーンに関しての話。演出なのかという質問に対して「演出というより命令だった。武器を持った相手が背後にいるあの状況で、否定できますか?」のようなことを言ったと思う。

記者達も絶句していたようだが、否定できるに決まっている。戦場に行くということの意味を、この人達は全然分かっていないのだろうか? 武装グループに囲まれるなんてことは当然想定しているはずだし、その時に毅然とした態度が取れないようでは行く資格がない筈だ。

まして今回は、相手が武器を持っているとはいえ、演技だと最初から分かっているのだし、命は保証すると言われた上で、否定も何もない筈だし、一般によく日本人は平和ボケしているといわれるようだが、もしかして、この人達は、戦争では普通に人が殺されているということを知らないのだろうか? 今イラクに行くということは、死ぬ覚悟で行くということではないのか? いやもちろん、アメリカは戦争は終わったと主張しているし、日本的にはイラクが安全なので自衛隊が行く、という話になっていますが。

自己責任論に関して、郡山氏、自分(達?)には当てはまらないと思うとか言っていたが、同感である。基本的に、自己責任論というのは、その人が責任を取れるという前提あっての話である。こういう人達には、交通費だけでなく、数十億円の費用、全額払ってもらわないと納税者として納得できないのだが。

ちなみに、今回のことを伝えることとか、劣化ウラン弾の惨状を伝えるとか、それが自分達の責任だそうです。なるほど。そういえば、後で人質になった安田氏、帰国したらすぐにTVに出演、ファルージャの惨状を語り続けた。責任というより、ジャーナリストとして当然の行動をしたまでだと思うが、先に人質になった3名、何か伝えましたっけ? 報道でバイアスがかかっているのかもしれないが、戦争の悲惨さとか、劣化ウラン弾の現状とか被害状況とか、伝えているのを聞いたことがないのだが、もしうかすると、そういう意味でも無責任でごめんなさい、といいたかったのかもしれない。

郡山氏段。「ジャーナリストは危険だからこそ、現場に立って伝えることがある。」これはいい言葉だ。政府の勧告を無視して折角現場まで行ったのだから、戦場というのが「命は保証する」と言われて演技すれば助かるような気楽な場所ではないこともぜひ伝えて欲しい。

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