ねじまき鳥クロニクル
とあるブログで案外毎日書いている「Phinlodaのいつか読んだ本」だが、アクセス数はまるで増える気配のない横ばいで Google の bot ばかり見に来ているような気もするし、アフィリエイトに至ってはまだ1冊も売れていないので、案外手間ヒマのコストの方が高くついているのではないかと思うのだが、最近書いた「ねじまき鳥クロニクル」の書評に裏話的な表現が割とあるような気がしたので、こちらで解説しておく。以前ここで解説したのっていつだっけ? 覚えていない。
この回はかなりヤッツケで書いた感じもしていて、もう一度書き直したいというか、追記したいことが山ほどあるのだが、そんな時間がないから多分放置することになりそうだ。
「髪密度をカウントしている」
小説中には「薄毛の度合いを三段階に区分」と書いてあるのだが、松・竹・梅のどちらがどうなのかは分からない。
「道路の横に座って何かカウントしている人」
交通量調査。新宿とかでカウントする人はいつ見ても凄いと思う。
「フロー状態」
ノリノリでやっている状態。没頭している状態。
この書評を書いたときは風邪薬のせいで頭がハイになっていたので後から読むと割といいノリで書けているような気がする。しかし書いてあることの意味は自分でもよく分からない。やはり十全に理解するのは不可能だ。
「井戸の底から上を見たことはない」
もちろん井戸の底に降りたこともない。
「満州のハルハ川付近」
ノモンハンの近くにある川。
「単純なモジュールを組み合わせることでこの問題を解決しようとした」
まずは構造化。そしてオブジェクト指向。局所的に何かは解決したような気もするが、それは新たなる戦いの始まりにすぎない。
「そしてプログラマーは途方に暮れる」
大沢誉志幸さんの「そして僕は途方に暮れる」という歌を意識している。
「何も考えるな、と思わず考えてしまうアレ」
禅で瞑想するときには何も考えてはいけない。何も考えてはいけない、ということを考えてもいけない。
「禁書目録の当麻とアクセラレータ」
「とある魔術の禁書目録」は鎌池和馬さんのラノベ。上条当麻は何の能力も持っていないが、相手の能力を無効にする力がある。アクセラレータはレベル5、最強の能力者。直接対決では当麻がグーパンチで勝っている。
「かけてもつれた謎を解く」
銭形平次の主題歌に出てくる言い回し。
「まず下位から始めよ」
先ず隗より始めよ、巨大プロジェクトは手近なところから始めるのがいい、という意味。「下位」というのはプログラムの細かいところとか、サブクラスとか、そういう感じで言っている。
「渋谷でよくやっていた」
渋谷のカフェの窓際のカウンターでコーヒーを飲みながら道行く女子高生を観察していた頃がある。
この巻は何度も読み直したがそれでもよく分からないのでまた読み直しているが、だんだん無駄なことをしているような気がしてきた。
「昨日はとある場所に行ったら」
駒場の東京大学教養学部。葉が落ちた銀杏並木は、とても綺麗だ。
「ギギギギィィィ、みたいな声で鳴いている鳥」
(何の鳥か分からない。)
「小太り爺さん【謎】」
こぶとりじいさん、を変換したらこうなったので面白いからそのまま残してある。第2部のところで書いたように、私は岡田のアザはこぶとり爺さんのコブの役割と同じと解釈している。
「鬼と戦うというペプシみたいなバトル」
桃太郎が鬼と戦う実写的なCMが放送されていた。
「注文の多い料理店」
宮沢賢治さんの童話。童話ではどちらかというと脱いでいくような。
「膵臓を食べたい」
住野よるさんの小説「君の膵臓を食べたい」
「スカボロフェアに行くつもりですか」
Simon & Garfunkel の歌「 scarborough fair」は、次のように始まる。
"Are you going to Scarborough Fair
Parsley, sage, rosemary and thyme"
この歌は日常生活と戦争シーンがオーバーラップした構成になっている。ねじまき鳥クロニクルと共通した感覚がある。
「アンドというのは香辛料ではない」
前述の歌詞の通り。and は接続詞。出てくる香辛料は歌としては香辛料というより魔法に絡んでくる奥深い話らしい。タイムトラベラーでラベンダーの香りでタイムトリップする感覚かな。
「「だから」という演算子の両側のオペランド」
日常言語なのにプログラミング言語的解釈をしている。
「真偽」
真偽値というのはプログラミング言語でよく使われる概念。
「chat」
チャットはパソコンとサーバー、あるいはパソコンとパソコンをネットワークで接続して、文字を送受信することで会話するサービス。あるいはそれを使ったコミュニケーションのこと。
「UNIX」
OS の種類。今は Linux という表現が有名だが、Linux というのも UNIX の亜種なのだ。
「バットで殴り殺すという殺人事件」
1980年11月29日に、20歳の男が両親を金属バットで殴り殺す事件があった。
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