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書評: 数の悪魔

昨日うっかり「フィボナッチ数列はいわゆる算数のおもしろ系の本に出てくるので、小学生でも知ってる人は知っている。」とか書いてしまって、何の本だっけと気になっていたのだが。少なくとも一冊見つかったのがあって、良書なので紹介しておきたい。

エンツェルスベルガー著
ベルナー絵
丘沢静也訳
晶文社

小学生でも読める内容だが、無理数も出てくるし、最後まで読めば無限級数やら巡回セールスマン問題まで出てくるから滅茶苦茶な本だ。

フィボナッチ数は6章の「にぎやかなウサギ時計」のところで出てくる。小学生向けというのは、例えばフィボナッチ数の所なら、足し算しか出てこない。だから、足し算が分かれば書いてあることは分かるはずだ。

と思うのだが、書いてある内容はいろいろ考えてみないといけないので、そう簡単な話ではない。そこが実際は小学生だとちと難しいかもしれないし、案外小学生の方がすんなり分かるのかもしれない。

挿絵がカラフルなのがいい。小学生のうちにこういう本を体験しておくと、後でいろいろ役に立つかもしれない。

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