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書評: 檸檬


檸檬なんて青空文庫でも読めるのだからわざわざ買わなくても、という考え方もあるかもしれないが、名作を手元に置いておくというのはいいものですよ。ブックマークでいいですか。そうですか。


知恵袋に檸檬の感想文を書いてくれという質問があって、当たり前だがこういう質問に感想文を書くバカはいない。茶化した感想文を書いた人がいて、10分で書けないとバカだという人がいて、まあそれはそうなんだけどさ、

誰も助けてくれない。。。。
何故かはわかっていますよね^^


とか誰かが書いたとき、
ああそこまで言うのなら書いてみようか、という気になった。
本気で読書感想文を書いたのは一体何年ぶりなのか分からん。
800字という制限もちゃんと守った。
ちなみに、最初ラフな草案が1000文字程度になったので、200文字程度削ったのである。
パソコンでエディタを使うと、この種の調整が凄く楽なことを再認識。


内容は私が書いたのだから引用どころかコピーしても何も問題ないのだが、面倒なのでやめ。リンク貼っておく。恥ずかしいし。


読書感想文助けてください 梶井基次郎「檸檬」を9月1日までに 800字程度で書かなけ... - Yahoo!知恵袋:


実はこの回答、感想文を書いたところで質問した人が消してしまうだろうと予想していたのである。


そのIDは、他に何も質問していなくて、いかにも捨てIDっぽいし、
提出する感想文がネットに出ていたら見つかったときにヤバいだろう。
消されるのにわざわざ本気で感想文を書くかというと、
私は消された回答は他のブログに転載するようにしているので、構わないのである。


※捨てID: 質問したことを隠すために、いつも使っているIDとは別のIDを一時的に取得して、それだけのために使う。


ところが、なぜか質問は解決の状態になってしまった。
知恵袋は解決の状態になると消すことができなくなってしまうのだが、いいのかな?
参考にして自分で書き下ろすつもりなのかもしれない。


この感想文は案外イジワルなのである。
感想文の後に問題を3つ書いたので、そちらの解答を書いておく。
先に問題を見たい人は、さっきのリンクを先にチェックしてください。


答1
想像というのは、梶井氏が学生時代に見た京都の光景、湯島聖堂で檸檬を見つめている情景。


現実というのは「出来ることなら京都大学で過ごしてみたい」と思っている自分自身。


答2
さあ、分かりません。何となく。本人が書いているのだから間違いない。ひっかけ問題でゴメン。文章に何でも明確な意味があるなんて思っていたら、甘い甘い。


答3
京都大学に行って梶井氏が見たのと同じ光景を見てみたいのに、今の学力では絶対に行くことができないことが分かっているから。
あるいは、もっと早くから勉強しておけばよかったと後悔したから。


質問した高校生になったつもりで書いているのである。
暗にオマエは勉強できないと叩きつけているのだから、やってることは他の回答者と同じである。
伝わったかどうかは知らんが、他の回答者よりもやることが暗い。
ちなみに問題3の「なぜ一日中泣いていたのか」は小学生に解かせたら「涙が止まらなくなったから」と回答するはずだ。
それも間違いではない。


まあでも檸檬である。


感想文では、梶井氏の作品である檸檬、さだまさし氏の歌の檸檬、芥川龍之介氏の蜜柑、この3つがオーバーラップした構成になっている。さだまさし氏の檸檬という歌は私花集(アンソロジィ)というアルバムに入っている。


まず梶井氏の檸檬で始まり、檸檬繋がりでさだまさし氏に行き、果物を投げるということで蜜柑に行き、人の心をどう描いたかというところで蜜柑と檸檬を比べて何と檸檬をこき下ろした上で、それがいいのだと締めくくる。
京都の古めかしい光景は、さだまさしが「青春達の姥捨山」と歌った光景と対比させている。


要するに全部知らないと意味が分からない仕組みだ。その点でもイジワルな感想文なのだ。
今の高校生は、さだまさしの檸檬は聴いたこともないだろう。
ちなみに、この中で一番難解なのは何といってもさだまさし氏の歌なのである。


丸善は何度か行ったことがあるが、洋書も専門書も結構置いてありましたよね。
コンピュータ関係の本があるのが有難かった。


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