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書評: 夕凪の街 桜の園


こうの史代さんのマンガ。
その昔、はだしのゲンというマンガが話題になったことがある。
広島、原爆をテーマにしたマンガだ。
当時はまだマンガというのは低俗なもので、
マンガなんか読まずに勉強しろという時代で、
そんな時に「はだしのゲン」だけは学校に常備してあったりしたのだが。


この「夕凪の街桜の園」も広島が舞台になっている。

十年経ったけど
原爆を落とした人はわたしを見て
「やった! またひとり殺せた」
とちゃんと思うてくれとる?


(p. 33)


Q&A掲示板で、
日本人はアメリカに原爆を落とされ、東京、大阪を空襲で焼かれたのに、
それなのにアメリカと最も親しく付き合っているのはどうしてだ、
といった質問がよく出てくる。
日本でなければ抵抗する、恨んだり憎んだりするというのだ。


口に出さないだけなのかもしれない。
そう簡単に恨みは消えるものではない。
おそらくアメリカは何百年たっても理解できないと思うのは、
日本人のそういうった呪いがいったいどこに向かっているかということだ。


後半に収録されている「桜の園」には荒井薬師前駅が出てくる。
中野から少し北に行ったところで、
マンガに出てくるような、
何となくほんわかした、のどかな所で、公園があったりする。
今はもっと建物が立ってしまっていて、絵にあるような雰囲気じゃないと思うけど、
何となく懐かしい感じがした。

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