エンゼルバンクの論理が破綻している件
所詮マンガだしたいしたことではないのだが、モーニング連載中のエンゼルバンク、今週は不思議なほど破綻している。いつもは割とロジカルに書かれているのだが。
その主張は日本では食糧危機が起こらないというものだ。理由は、世界の穀物は余っている。アフリカの飢餓は流通が原因だ、という感じ。
こうやって簡潔に書けば分かりやすいが、穀物が余っているのにアフリカが飢えるのだったら、当然、世界の穀物が余っていても日本で食料危機が起こる可能性がある。我ながら凄く分かりやすい論理だ。
あくまで私見というか妄想だが、日本で食糧危機が起こるパターンはいくつかある。
まず、原子力発電所の大事故が発生した場合。チェルノブイリ級の事故が発生して放射性物質が国内にばら撒かれた場合に、国土の1/4程度の農地が使えなくなる可能性はあるだろう。ヘタしたら1/2だ。100年や200年に一度の確率でも、事故ったら凄いことになる。
もっとありそうなのは、遺伝子による事故である。例えば米の遺伝子操作を間違えて、数世代しか生き延びられないような遺伝子が国内で広まってしまって、数年後にいきなり米の収穫が今の1/100になる、というような事故だ。
今年は蜂が激減して、果樹園の収穫に影響が出たらしいが、もし伝染病か何かで蜂や蝶が絶滅したらどうなるのだろう?
国産で賄えなくなったら海外から穀物を輸入すればいいというのは道理なのだが、たかが毒ギョーザがまだ解決しないような状況で安心して海外から穀物をgetできるのか、という問題はある。
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コメント
> その主張は日本では食糧危機が起こらないというものだ。理由は、世界の穀物は余っている。アフリカの飢餓は流通が原因だ、という感じ。
いつも逆らうようですみません。
アフリカは流通に問題があるが、日本にはないから起こらない、と考えることもできるのでは? ただし、起こらないのは、流通に関するその問題(書かれていないので何だかわかりませんが)が日本で起きない限りであり、かつ、そのタイプの原因で起こる危機に関しては、ですが。
投稿: すのもの | 2009.09.20 19:09
今度は反対の立場から書きます。(いま一緒に書けばよかった。)
アフリカと日本の違いを一つみつけて、だから日本は大丈夫だ、と安心するのは軽はずみです。
投稿: すのもの | 2009.09.20 19:11
国内の農地がつかえなくなっても、食料の供給元が分散していれば問題ない。世界中の農地がダメになるリスクは、国内の農地がダメになるリスクより少ない。
93年米不足の時のように、自分が不作のときだけ海外から買う、他はシャットアウトというのははっきりいって先方にも迷惑だわね。
そして数世代のちに収穫できなくなる遺伝子なんてものがあるんなら、そんな種子をどうやって供給するのやら。ロジックが破綻しています。
投稿: かくた | 2009.10.31 19:02