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中日新聞の社説が面白い

人は自分の体に合わせてカニの甲羅を…あれ? 何かヘンだが、 マスコミが煽った裁判をマスコミが煽ったと書いているのはちょっと奇妙な感じがする話で、 どうもやはりマスコミは煽るのが商売か、 というような印象を強く感じた社説なので紹介しておきたい。 「母子殺害判決 重い課題が残された」のことである。

 「死刑か無期懲役か」ばかりに関心が集まり、基本的問題が十分論議されなかったのは残念だ。

そ、そうなのか? かなり十分論議されていたような気がしたのだが、 まあそういう見方もあるということはわかった。

裁判官がどういう根拠で判決を下すか、 というのは杓子定規…いやいや、 厳密な専門的法則があって、 なかなかそこから外れるのは難しいという話だが、

無期判決を破棄した最高裁、差し戻し審で死刑にした広島高裁の裁判官が、 この影響を多少なりとも受けたことは否定できまい。

いやそりゃないだろ。 私見としては、否定する。 判決要旨を見た限り、 そんな余地は微塵もないと思った。 ていうか、その証拠とまでは言いませんが、 根拠というか論拠を示して欲しいものだ。 論拠なき意見だけでは、 またもやマスコミの煽りと評されても否定できまい。

被告は中学時代に母親が自殺、実父が若い外国人女性と再婚するなどして不安定な家庭で育った。 そうした成育環境が被告の心に与えた悪影響の論議は、最高裁以降かき消されてしまった。

なるほど。 ちなみに、 産経ニュースの「【光市母子殺害判決の要旨(9)完】「極刑はやむを得ないというほかない」 (1/5ページ)」には

幼少期からの環境が被告人の人格形成や健全な精神の発達に影響を与えた面があることも否定できない

と書いてありますけど、 確かにこのあたりの発達心理的な考察はあまり見た記憶はないな。 非常に挑発的な無反省な文面の手紙が後から出てきたようだが、 そういった環境が影響したのかもしれない。

どうすればいいのか、のような議論が期待されているのだろうか。 だったら誰も書いてないようなことをちょっと書いておこう。 この事件で一つ明白なのは、 これが極めてレアな事件だということだ。 同じような事件が毎日起こっているのならともかく、 まず滅多に発生しないような事件である。 心理的過程を考察することは重要なのだが、 もっと他に何か重要なことを忘れているような気がするのだ。

かなり唐突かもしれないが、 例えば暴力的ゲームやエロゲーが犯罪を誘発する、 という意見がある。 それは確かに一理あるかもしれない。 ただ、 今回の事件においては、 もし被告人がネットゲームとかエロゲーで発散することを知っていたら、 起こらなかったような気もするのだ。

ストレス発散用の割るための皿があるという。 それを投げて割るとスッキリするらしいが、 バーチャルな世界でどんなに暴れても実世界に被害者は出ないのである。

確かにリアルとバーチャルは表裏一体である。 ネットが原因でリアル側で自殺してしまうような人だっているのは事実だ。 だが、出会い系の話を持ち出すまでもなく、 ネットというのは犯罪の温床のような言われ方をしている。 特にマスコミ。

ネットというのは、 うまく使うことができれば、 実際はもっと犯罪抑止、軽減のための新しいやり方がいくらでもある世界ではないか。 社説の内容からはとことん外してしまったので、今回はこれで終わりにしておく。

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