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Jugemが利用規約を改定するということで著作者人格権の扱いがどうだという話があるのだが

7月3日から Jugem の規約が変更になる。新しい規約の中に、最初、こういう一文があった。

「利用者は、弊社に対して、自己が投稿したブログ等に関する著作者人格権を一切行使してはならないものとします。」

この種の規約があるブログは他にもあるような気がしたのだが、これは要するに、書いた内容を勝手に「Jugemのオリジナル作品」ということにしたり、文章の趣旨が異なるように自由に修正して発表しても文句は言うな、という恐ろしい条文である。おそらく実際にそういうことになったら公序良俗に反するということで規約が無効、損害賠償の対象にもなりそうな無茶苦茶な話だが、一説によれば、この条文は、もともと投稿した内容をプログラムを使って保存したり、別の形式のWeb サイトに転載するときにデータ形式を変更したりできないのが困る(例えば文字コードが違うとか、XHTML と HTML で違うとか…)ので入れた、という話もある位で、本当に盗作みたいなことをされたという話はまだ聞いたことがない。まあそういうことなら、「サーバーに記録する際に必要な範囲で避けられない改変」というような条件を明確に書けばいいだけの話なのだが。

他には、ブログの css を編集したら、勝手に広告を入れられてしまった、というのは同一性保持権の侵害になるのか、という話もありそうだが、それはならんだろ、多分。

で、余談はおいといて、この条文、ちょっと気になっていた。問い合わせる前に削除されてしまったので、もはや問い合わせる必要がないのだが、このちょっと前のところ、5の(3)に、こういうことが書いてある。

「本項第1号に定める権利を弊社の委託業者及び共同事業運営者に再許諾する権利」

これを許諾しろという。要するに委託したり共同事業の運営者は「弊社」じゃないけど、同じことやらせていいでしょ、という話。それは別にいいけど、ここで問題は削除された条文だ。「弊社に対して…」となっているから、元の規約のままだと、「弊社」には行使できなくても、委託業者や共同事業運営者に対しては著作者人格権を行使することができることになるが、そんな穴があってもいいのだろうか?

で、悩んでいるうちに穴の周りごと整地されてしまったとかいう。

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