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書評: 100億稼ぐ仕事術

100億稼ぐ仕事術

著者: 堀江 貴文
本体価格: \1,500
出版:ソフトバンクパブリッシング

この本はダントツに読みやすいと思った。一気に読めるのである。そういえば、ビジネス啓蒙系の本でここまで読みやすいというのは珍しいと思うのだが、それっておかしな話だと思う。ビジネスに成功ためには人脈を確保するというプロセスが不可欠なわけで、そのために必須なのがコミュニケーション技術である。従って、本当は分かりやすいだけでなく、相手の興味を惹くような表現力も必須になるわけだ。

まあそれはそうとして、最近はTVにも出たりしているから、堀江氏を知らない人は少ないと思うけど、念のため。エッジの社長さんである。

この本、書いてあることも分かりやすいし単純だし、理にかなっているし、読んだ人が「これなら私にもできるな」とか思うかもしれないが、実際そこがとんでもない。簡単なことほど難しいとか禅問答する気はないが、実は書いてあることが、こんな簡単な…と安易に結論が出せるような内容ではない。「やれば出来る」なんて格言もあるけど、もしここに書いてあることが実際にできる人がいるとしたら、その人は、多分高校二年から勉強して東大に入れるレベルの実力があるわけですよ。そこを勘違いして生兵法で真似したらとんでもないことになりそうな。

まあでもそこそこ成功するという目標でよければ、全部実践する必要はないのかも。

内容としては、一言でいってしまえば、メールをうまく使え、という話。すみません、はしょりすぎましたか。もっとも、メールというのは本質ではないのだが、それはおいといて、メールを1日平均5000通読んでいるというのが面白いと思った。1秒に1通読めば1時間に3600通か…。不可能ではないかもしれないが、人間としては、このあたりが限界なのだろうか。あと面白かったのは、名刺の整理は難しい、って話。

5万通読めるか、50万通読めるか、ということになるとどうだろうか、というのが気になるのである。私は。

ネタの中にはprocmail とか出てくるわけだけど、ある程度読むところまでコンピュータにやらせてしまうと、数はいくらでも増える。コストカットのアイデアは無限というのが堀江氏の主張である。しかし、人件費節減といっても、最後に自分までカットするというのは想定しているだろうか?そして誰もいなくなるというのかITの究極の姿。

Cマガジンに昔書いたけど、個人的には、伝票チェックするソフトっていつかは作りたいものの一つだと。ちょびっツに出てくるのだ。人間が伝票をチェックする作業を支援するソフトはいくらでもありそうだが、パソコンが自分でチェックするソフトはまだないわけで、それができたらチェックする人をカットできると。

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